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八ヶ岳登山 一泊二日テント泊5座制覇 体験記・難易度は?

八ヶ岳

登山をする方の中で1番人気の山。八ヶ岳。
その主峰赤岳含めた一泊二日のテン泊山行で5座踏破したコース紹介です。
コースは長野県の美濃戸口から阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳の順に歩きましたので紹介させて頂きます。
そして結論、初めて八ヶ岳を登りましたが、人気の山の理由が良くわかりました。

人気の理由
  • 都心から近い
  • 北八ヶ岳と南八ヶ岳で全く違う印象
  • 山小屋の水が豊富

それではまず今回の山行の予定です。

今回の山行計画

当初は不帰ノ儉への山行を考えていました。
しかし北アルプス方面の天気予報は雨一色。
そこで、どこか行けないかなーと探していると、なんと八ヶ岳だけが晴れ予報。
そこから、山行計画し・山小屋(テン場)予約し一泊二日にて行ってきました。

計画は美濃戸口登山口から御小屋尾根ルートにて阿弥陀岳へ登り、八ヶ岳の主峰赤岳、硫黄岳、オーレン小屋でテン泊。
翌日、根石岳、東天狗岳、西天狗岳、そして渋の湯へ下山しバスにて美濃戸口へ戻ってくるとしました。

活動時間 15時間(1日目10時間、2日目5時間)
距離 21.8km 
のぼり 2,504m
くだり 2,234m

1日目

美濃戸口駐車場

週末の土日の山行予定の為、駐車場はかなり混雑すると考えて、1:00着を目指し向かいました。

1:30 八ヶ岳山荘駐車場着。
今回は阿弥陀岳へ向かい、帰りはバスにて車を回収予定のため、バス停のある八ヶ岳山荘駐車場に駐車します。料金は1日800円。出発前に駐車料金2日分を支払い出発しました。

美濃戸口・美濃戸駐車場の詳細解説はこちらをご覧下さい。

阿弥陀岳へ向かう際は、阿弥陀岳入山口付近に10台ほど?車を駐車しておけるスペースがありました。4:30通過時点では空きが少しありました。
わたしは帰りのバス停から歩くのが嫌。
それと、車にキズがつけられたら嫌という理由からここは避けました。

御小屋尾根ルート

朝4:15 八ヶ岳山荘駐車場出発。
朝4:30 御小屋山登山口こちらから今回登山開始です。
このルートは美濃戸に比べ、圧倒的に入山者が少ないです。

苔むした神秘的な道を、とても静かに登るのは気持ちがいいです。
ただ、意外と急登なためペース配分には注意です。

※ルート見失いは大丈夫そうですし、危険個所はありません。
ただ、急登コースです。
とはいえマップ必携です。

阿弥陀岳

7:40 ガレた斜面を登ると、阿弥陀岳登頂です。


山頂には、割りと人がいます。

というのも、この山は多くの方が美濃戸から赤岳とセットで登ることが、多いらしいです。

この阿弥陀岳、ガイド本やマップ等にはヘルメット着用推奨となっています。

実際に言ってみると、正直そんな心配はいらないかな?と思ってしまうかもしれません。が、しかし、登山ヘルメットは、自分の墜落事故対策よりも、他人の落石から自分の身を守るものです。

以前この山で、他人の落石により大怪我をなさった方がいるという事例があります。
怪我をする前に自分の身は自分で守りましょう。

※足元ガレています。
歩く際、べた足で落石させない歩き方をマスターしてから挑戦することをおすすめします。

八ケ岳山荘主峰赤岳

週末の赤岳。流石人気の山なだけあり、鎖場は渋滞が始まっています。
こればかりは仕方がない事なので、慌てず行動します。

赤土の斜面です

9:00 いよいよ赤岳登頂です。
山頂は写真撮影の待ち列が伸びています。このこともあり、渋滞していたのですね。

山頂を越え、赤岳頂上山荘の前で少し休憩をし、硫黄岳へ向け出発です。

赤岳は印象として7割の方がヘルメットを着用していました。

※赤岳は鎖場あります。
ただし高度感は無いため、比較的どなたでも大丈夫です。
ただ、最低限3点支持は出来るようになってから挑戦しましょう。
通過に時間がかかり渋滞発生の元になります

硫黄岳

横岳を越え意外と疲れました。
硫黄岳が近づく頃、小雨が舞ってきました。

12:30 硫黄岳登頂。
広い山頂でしたが、小雨もあり、早々にオーレン小屋に向かい下ります。

※危険個所はありません。
同じルートを行く際は、横岳辺りで疲れが出ると思いますので、適度に休憩が必要です。

オーレン小屋

かなり硫黄岳から下るとオーレン小屋があります。

テン場ですが、北アルプスでは稜線上にあることが一般的ですが、この八ヶ岳はほぼどこのテン場も山の中腹にあります。なので縦走時は、一度下る必要があります。

ただし、良いこともあります。
こちらオーレン小屋のように水が豊富にあることです。
八ヶ岳の多くは水が豊富にあることで有名です。
そのためか、他の赤岳鉱泉や赤岳山荘のように山小屋にお風呂もしくはシャワーがあるのです。
また、飲水も無料で蛇口をひねって頂けるのです。
北アルプスでは剱沢テン場くらいかな?驚きました!

13:40 到着。受付でお支払いし、テントを張り、お昼を食べたらお昼寝です。

この時気付いたのですが、こちらテン場は電波がありません。(docomo)
家族に連絡しようと思いましたが、出来ず心配させてしまったので、硫黄岳等山頂で一報入れることをおすすめします。

お昼寝後、辺りが暗くなりかけのたで早めに夕飯です。

2日目

根石岳

5:00 オーレン小屋出発。
根石岳への登山路は少しずつ苔むしていて、赤岳周辺とは違い北八ヶ岳の雰囲気に似ています。

5:45 根石岳登頂。
朝からこの景色を堪能出来ることは幸せですね。

天狗岳

続いて天狗岳へ登ります。
6:00 東天狗岳登頂。こちらは人がちらほらいます。

6:20 そして、西天狗岳へも行きました。
近いし、折角なら両方登ることをおすすめします。

※危険個所無く挑戦出来ます。

天狗の奥庭

天狗岳からの道は二手に別れています。

私は天狗の庭側の道を選びましたが、多くの方は違う方を進んでいました。
そのせいもあり、とても静かな山行を楽しめました。
7:30 天狗の奥庭着。大きな岩がゴロゴロして不思議な雰囲気でした。

黒百合ヒュッテ

大分下山すると山小屋が見えてきます。
8:00 黒百合ヒュッテ着。
こちらも川が流れていて、水が豊富だなと感じました。
日頃北アルプスに行くことが多いので、川が流れている山小屋は不思議な感じです。

渋の湯下山

黒百合ヒュッテからの下山路は至る所の石に苔が付いていて、細心の注意を払わなければ転びます。

9:30 ようやく渋の湯へ下山です。

ここでお時間のある方は、この渋の湯の日帰り温泉を体験して頂きたいです。
「凄い湯量が湧き出していて、滝の様に降ってくる」と。茅野駅でバス待ちしていたら、たまたま話した方に教えて頂きました。
わたしは下調べを忘れていたため入浴しませんでしたが、折角の機会なので是非体験してください。

バスにて車の回収

渋の湯からはバスにて茅野駅へ向かいます。
このバスの時間は調べておいたので、待ち時間はそれほど長くはありませんでした。
それから茅野駅から美濃戸口路線の時間が、2時間待ちとなってしまい只々待っていました。
このアクセスを上手く考えることが出来れば、苦も無く楽しめると思います。

渋の湯から茅野駅は奥蓼科渋の湯線(東山魁夷で有名な御射鹿池通ります)

茅野駅から美濃戸口は美濃戸口線をご覧ください。

まとめ

八ヶ岳の阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳の5つを一泊二日テン泊での縦走旅。
南八ヶ岳から北八ヶ岳へと景色が変わり、とても楽しい縦走となりました。
このコースはとてもおすすめなので、是非興味のある方は歩いてみて下さい。

皆さんの参考になれば幸いです。

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