このブログではバイク素人のわたしがカブのカスタムをした際、わからなかったことを素人目線でわかりやすく解説しています。
このブログを見れば素人でもおしゃれなカブにカスタムすることが出来るようになります!
今回はエンジンの降ろし方ですが、以下の工程をする際に必須になります。
- エンジンの載せ替え
- 車体の全塗装
- 寒い時期にボアアップをする際に降ろして室内で作業する
注意ポイントもしっかり説明していくよ!
また記事内「ボルト(8mm)」といった具合に記載しています。
これはレンチのサイズ(ボルトの頭のサイズ)です。
作業する際の参考にしてください。
それではエンジンを降ろす作業にはいっていきましょう。
プラグを外す
まずは車体右側のプラグから抜いていきましょう。
参考写真の通り、黒いカバーをそのまま手で引き抜けばOKです。
すると中にプラグが見えます。
もしプラグ交換をする際はカブ車体のサイドカバー内にも搭載していますプラグレンチで緩めて交換しましょう。
マフラーを外す
まず底部にあるエンジンとの取り合い部のナット(10mm)2個を外します。
もし固い場合はこちらもCRC(潤滑油)を吹いて無理なく外して下さい。
ネジを切ってしまったら大変です。
次にスイングアームと兼用で留まっているボルト(17mm)を外します。
するとマフラーを外す事が出来ます。
チェンジペダルを外す
次は車体左側のチェンジペダルを外していきます。
付け根についているボルト(10mm)(写真では左右方向)を緩めて外さないとチェンジペダルは外す事が出来ません。
ボルトを緩め外し、ペダル本体は手前に引いて外していきましょう。
もし固く取れない場合はCRCを吹き、ガタガタとゆすりながら手前に引くと取れますよ。
ジェネレーターカバーを外す
3か所のボルト(8mm)で止まっています。
これをはずしていくのですが、上・右下2ヶ所は普通に取れます。
しかし左下のボルトは普通のソケットではボルトにかまない為、緩める事が出来ません。
ここでモンキーレンチを使いたくなるのですが、ボルト頭をなめてしまい取れなくなってしまうので使用はやめておきましょう。
ちなみにわたしはモンキーレンチを使い、ボルトの頭をなめて丸くしてしまいました。
結論、このボルトはソケットの中でも肉薄のソケットを用意すると外す事が出来ます。
こちらの作業の際にはこのカバーを開けることになりますので、この際に肉薄ソケットを用意することをオススメします。
スプロケットを外す
ジェネレーターカバー内にあるスプロケを外します。
※上記写真ではスプロケのボルトとプレートが外れています。
ボルト(10mm)2本を外しますが、この際スプロケが回り力が入らないと思います。
- 足で後輪をおさえながら緩める
- 誰かに後輪のリアブレーキを踏んでいてもらう。
- チェーンが動かないように棒を入れたり、スパナ等でおさえる。
この中の何らかの方法でボルトを外しましょう。
ボルトが外れて上の写真の状態になったら、あとは溝に合わせて手前に引けば外れます。
配線を外す
この透明なカバーの中のコネクターやカプラーを引き抜き外します。
とりあえず全部外しましょう。
コネクターはツメを押し込み引き抜いてください。
外す際は線を持って抜くと圧着部が抜ける可能性があります。
しっかり端部をおさえて抜きましょう。
考え方は家庭用のコンセントと同じですね。
キャブレターを外す
L字形に曲がったインテークマニホールドとエンジンとの取り合い部である下のボルト(8mm)2本を外す。
これでエンジンは降ろせますが、もし全塗装等でキャブも取り外したい場合は以下参考にして下さい。
キックペダルを外す
こちらはチェンジペダル同様ボルト(8mm)をまず外し、キックペダルを手前に引き抜きます。
この付け根部分のガスケットがたまにオイル漏れを起こすので、その際はこの手順でガスケット交換しましょう。
スプリングを外す
こちらはリアブレーキのブレーキランプセンサーです。
外すのにラジオペンチでも外せますが、取付けには苦労します。
- 今後全塗装を考えている方。
- センタースタンドを外す予定がある方。
こちらの方達は騙されたと思ってでも用意した方がいい道具があります。
バネ外し
わたしもそうでしたが、なるべく安く済ませたい為専用の道具は買わないと決めていました。
なのでラジオペンチで頑張りましたが、外す事はなんとか出来ます。
が、元に戻せない。
どんなに頑張っても無理でしたね。
そこで、バネ外し。
こんなもので?
と思いますよね。
でもこれは買いです!
あんなに苦労したのに、すんなり元に戻す事ができました。
専用の道具はやはり最低限は必要と感じましたね。
エンジンを降ろす
ここまできたらエンジンを降ろすだけです。
上の写真はキャブも外してありますが、付いていてもマニホールドのボルトを外しであれば大丈夫です。
(上写真はカスタム後のエンジンを戻してる写真です)
外す際は順番が大切です。
最初に横のボルト(両ボルト14mm)を抜き取り、最後に上のボルトを抜き取る。
この最初に抜き取るボルトですが上写真の様に、長めのソケットレンチ又はTレンチが無いと緩めるのに苦労すると思いますので、ぜひ用意しましょう。
またこの抜き取る順番を逆にしてしまうと、最初に上のボルトを抜いた時点で、横のボルトを支点にエンジンが下に落ちてしまいます。
ボルトを抜き取る順番にはくれぐれも気を付けて下さい。
またエンジンを降ろす際はわたしは一人で作業をしたのでジャッキを使いましたが、手で持って降ろす事も可能です。
まとめ
エンジンを降ろす工程いかがでしたでしょうか?
わたしは全塗装をする為、またダックテール加工をする為、エンジンを降ろしました。
作業を始めてみると案外悩むところは無いのかな?と思います。
素人のわたしがそう思うのですから、皆さん大丈夫ですよ!
みんな最初は素人ですし気持ちがあれば出来ちゃいます。
あとはやる気さえあればですよ!
皆さんの参考になれば幸いです。
次はこちらをご覧ください