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薪ストーブユーザー必見!煙突掃除方法解説!個人(自分)での方法 必要な道具紹介

薪ストーブ

薪スト―ブには煙突が必ず必要になります。
そして、ストーブの炉内で焚いた薪の煙が煙突内を通ります。
その煙の中には、ススやタールと言われる、固着する物質が含まれます。
そして、これらは温度が下がると固着しやすくなる性質の為、外部の煙突内は固着し溜まりやすいのです。

この固着物は、将来煙突の穴を塞ぎ、固着物のススやタールに引火し煙道火災の原因となります。
この火災を防ぐためにも、煙突掃除が必要になります。

今回はこの煙突掃除の解説をさせて頂きます。

ハチワレ
ハチワレ

チムチムニー チムチムニー チムチムチェリ~♪
わたしーはー煙突掃除屋さん♬

煙突掃除の頻度は?

年1回行いましょう。

たまに2年、3年やっていないけど大丈夫!という方いらっしゃいますが、それが原因で火事になったら悔やんでも悔やみきれません。

また煙道火災は家の中にいると気付きません。
知らぬ間に手遅れになるほど火が回っていたなんてことにならぬようしっかりメンテナンスしましょう。

また年1回煙突掃除をするということは、煙突の中を見るということ。
ススやタールが無いということで、「火事にならない」という精神的な安心も手に入ります。

いつやるべき?

シーズンオフ中に行いましょう。

個人的には薪ストーブを焚かなくなって、しばらくした5月に毎年行っています。

本来は夏が過ぎ、煙突内の湿気が無くなった秋に行うのが一番おすすめらしいです。
が、個人的な趣味で秋は忙しいので、わたしは春に行っています。

業者(プロ)にお願いすると料金は?

業者(プロ)の方に依頼することはおすすめです。
(例えば設置してくださった業者など。)
料金は煙突・ストーブ本体掃除で相場15,000円〜50,000円と幅があります。
これはお住まいの地区、業者さんによりかなり差があります。

ちなみにわたしは初年度のみお願いした際は20,000円にて作業して頂きました。
しかも、「来年から自分で掃除したいので、教えて下さい」とお願いしても、嫌な顔をせず丁寧に教えて下さいました。
もう15年前にはなりますが、もしお近くにお住いの方は軽井沢のあさまストーブさんに聞いてみて下さい。

煙突掃除に必要な道具

最低限必要なもの

・ブラシ
薪ストーブを買ったお店での購入をおすすめします。
安いものは沢山ありますが、煙突を傷める可能性があるのでおすすめしません。
↓参考に

・真鍮製ワイヤーブラシ
先端が曲がっていて、90度にあてても使用できるものがおすすめです。

・ドライバー
いわゆるドライバーです。
インパクトドライバーが本当はおすすめです。

・懐中電灯
煙突内を確認するために必要です。

・丈夫な袋(米袋オススメです)
ごみ袋として使用します。

・養生に使用する不要な布・新聞紙
新聞紙で構いません。

あると便利なもの

・インパクトドライバー
マキタ・ハイコーキどちらもおすすめですが、わたしはマキタ派なのでおすすめです。

・屋根に登るならハシゴ
固定フック付き。尚且つ収納しやすいためおすすめです。

・二階の屋根に登る場合
アルインコのおすすめのハシゴです。
ただし、6mまで伸びる為ヘルメット着用し、安全に使用してください。

・耐熱スプレー
艶消しの黒のスプレーです。
煙突の色と同色を用意してください。

・荷揚げ用ロープ

安くておすすめです。

手順

我が家のストーブの煙突で説明させて頂きます。

屋根に登り、ストーブトップを外す

ハシゴで屋根の上に登ります。

登る際は二人一組で。ハシゴを下で必ず押さえてもらってから登って下さい。
万が一ハシゴの足元がズレてしまうと、ハシゴごと落下し重大事故になります。
細心の注意を払い、気を付けて作業して下さい。

高所恐怖症の方にはおすすめしませんが、やはり屋根の上からの作業が一番綺麗になります。

屋根の上に着きましたら、ストーブトップを外します。
我が家のタイプは3か所ビス留めのため、ドライバー(インパクト)で外します。

このストーブトップは地上で掃除すると、ゴミを屋根に落とさないで済むので、面倒ですが下に降ろします。

この際、ロープでストーブトップを降ろすとハシゴでの昇降回数を減らすことが出来ます。
二人一組で下にどなたかいると、楽ですね。

煙突掃除をする

煙筒の下に丈夫な袋をセットします。

その際に、懐中電灯で煙突内を先に確認しておきましょう。

乾燥した広葉樹の薪を焚いているのであまり汚れていません

袋のセットが完了したらそのまま屋根の上からブラシで掃除します。

1人では掃除の撮影が出来ませんでした

コツはゴシゴシしないで、スーッと通す。
ブラシを回さず、一往復するだけです。
一生懸命ゴシゴシ擦ると、煙突内をキズつけてしまい表面が荒れ、ススやタールが逆に付きやすくなってしまうのです。

ブラシのポールを一本二本と足していき、終着まで着いたら一本二本と外しながら戻します。

以上で、煙突内はおしまいです。

最後に袋を外したあと、懐中電灯で煙突内を確認してみましょう!

綺麗になりました。手前のススはワイヤーブラシで撮影後落としました。

ストーブトップも掃除

外しておいたストーブトップを地上で掃除します。

軽トラの荷台で作業しています。

我が家の物は、蝶ネジ3か所で留まっています。
養生の布(新聞紙)の上でこのネジを外し、全てをバラします。
あとは真鍮製ワイヤーブラシでこすって固着物を綺麗にします。

終わったらまた組み立てて、塗装が剥がれている箇所があれば耐熱スプレーで塗っておきましょう。

作業が終わったら、養生の布(新聞紙)を丸めてそのまま煙筒掃除の丈夫な袋に入れ捨てると、掃除の手間が省けます。

塗装が剥がれている箇所を塗装する

先程のストーブトップの項目でも塗りましたが、煙突部も塗装が剥がれているようでしたら、補修塗装しておきましょう。

元に戻す

最後に全てを元に戻し、作業は完了です。
ビスの付け忘れのない様に気をつけましょう。

煙道火災の事例

薪ストーブ歴20年の知人の話です。なんと薪ストーブ内で紙を焼却炉のように燃やしていたそうです。運良く、たまたま外に出て煙突を見たら、煙突から炎が上がっていて大慌て。すぐに空気を遮断し、鎮火。幸い火事にはなりませんでしたが、毎年煙突掃除をしていてもやはり焼却炉ではないので、薪以外を焚くと危険な事がわかります。(慣れてくると意外とやりがちです。)

まとめ

屋根に登り煙突掃除をすることはなかなか容易ではないと思います。
高所恐怖症の方にはおすすめしません。

しかし、コスト面を考えると業者にお願いした場合1年2万円として。10年で20万円。

ハシゴや道具を全て揃えても5年もすれば全てペイ出来ます。また作業時間も最初は2時間ほどかかってはいました。が、今では1時間あれば作業完了します。
年1回1時間の作業でしたら、自分でも出来ると思えるのであれば、とてもおすすめします。

また、屋根に登らずに下から煙突掃除を出来る仕様にしておくこともおすすめですよ!
※曲がっている箇所が増えると掃除は大変にはなりますが。。

ただし、何年かに一回は煙突の上のストーブトップの掃除もしましょう。
また、3年に一回。5年に一回は業者の方にお願いするということもおすすめです!
とにかく無理をして怪我をしないようにだけは気を付けて下さいね。

また煙突掃除と併せて、この際にガスケット交換もおすすめです。
参考の記事も併せてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

ご閲覧頂きありがとうございました。

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