おしゃれなカブに欠かせないカスタムが、ダックテールまたはテールカット。
この記事ではその製作過程の説明をさせて頂きます。
このブログはバイク素人でしたわたしが、カブのカスタムをした際わからなかったことを素人目線でわかりやすく説明しています。
このブログを見れば素人でもおしゃれなカブをカスタムすることが出来るようになります!
今回はダックテールの加工作業です。
そして今回は溶接作業を伴います。
最低限の分解さえすれば作業は出来ますが、火を使いますし、のちに全塗装をお考えであれば以下の記事を参考に分解することをおすすめします。
ダックテール加工前の分解方法はこちらからご覧ください。
またダックテールとテールカットの違いは以下サイトをご覧ください。
それでは始めていきましょう。
今回は少しやりがいがあるから気合を入れてがんばろうね!
リアフェンダー加工
フェンダーカット
上記記事を参考に分解しますと以下の写真の状態になっていると思います。(ハンドル、前輪は除く)
この状態になっていますと安心して火が使えます。
まずはフェンダーカットの作業からしていきます。
上写真の赤矢印部の溝に沿ってディスクグラインダ―で切断していきます。
この際のグラインダーの刃は鋼板切断用をお使いください。
怪我に気を付けて、手元注意!眼鏡をして目も守ってね!
作業時、保護具を必ず身に付けて下さい。
わたしは皮手袋をして、100均の伊達メガネをして作業していますよ。
切断する際、上写真の様に右側は切り込みを入れてもどんなに汚くしても大丈夫です。
ただ左側はそのまま仕上げの為、キズはつけないで下さい。
コツとして切断予定の溝より、上写真上で切断予定の溝よりも右側へ切り込みをいれて、あとで少しずつ切断又は研磨していけば綺麗に仕上がります。
ちなみにフェンダーカット仕上げの場合はこれで完成です。
ダックテール加工
ここからはダックテール作業です。
イメージとして、上写真の赤線位置2ヶ所を切断して、くっつけるのが今回の作業です。
赤線の上側は「フェンダーカット」で先程切断しているので、下の赤線部を切断してくっつけましょう。
わたしの失敗談
先程、下の赤線部を切断しましょうと書きました。
わたしはそこで「このくらいかな」と大体の位置で切断したら下写真の「失敗したライン」で切ってしまいました。
すると「このラインでそろえる」のラインに全く合わなかったのです!
やはり「このラインにそろえる」の直線が真っすぐでないと、かなり格好悪いので、ここは手間がかかりますがもう一度やり直しました。
なのでこの画像の様に切断した線が2本あります。
このようにならない様に、是非型紙をとることをおすすめします。
よく型紙というと厚紙のイメージがありますが、A4の普通紙でも新聞紙でも大丈夫です。
面倒臭がらず、ここは時間をかけるべきです。
失敗したわたしが言うのですから、間違いないですよ!
ダックテール溶接取付
このように仮に溶接で位置決めをします。
尚、今回の作業に使用した溶接機は半自動溶接機です。
プロフィールでも記載しましたが、日頃から建築鉄骨の重量物の溶接作業をしているため溶接は出来ます。
しかし、この溶接機はあくまで重量物用(厚い板用)のため、カブの薄い鉄板の溶接には向きません。
※ここで補足ですが↓の溶接機、家庭用半自動溶接機ですがは今ここまでお安くなりました。
また使用している溶接ワイヤーがφ1.2mmの為、尚更低い電気が使えません。
専門用語では「電気が合いません」
もし溶接をお考えの方はφ0.9mm軟鋼用溶接ワイヤーを用意するか、アーク溶接でしたら軟鋼用1.6mm~2.0mmの溶接棒が丁度いいと思います。
それでも四苦八苦しながらも何とか溶接作業を完了しました。
※溶接作業をする際は溶接をする箇所の塗装をグラインダー等で取りましょう
ちなみにわたしはハンマーで叩いてしまい物凄く苦労しました。
正直、完成した今でもよく見ると跡がわかりますし、故に光沢塗料は目立ってしまうので塗れません。
もし仕上げに光沢塗料をお考えでしたら、ここは丁寧に作業をすることをおすすめします。
※わたしはツヤ消し塗料を塗りました。
ちなみに、こちらの記事では塗料の組み合わせを解説しています。
よろしかったら見てみてください。
おっとうの失敗を参考にみんな気を付けてがんばってね!
フェンダー裏側
裏側も溶接しました。
※写真横向きで見にくくてすみません。
表側はグラインダーで綺麗に削ってしまう為、裏側も溶接しました。
画像はグラインダーで軽く表面を削り終えたものです。
またナンバーステー受けと配線のステーも溶接しました。
グラインダーで削る
上の溶接完了の写真の状態では、溶接が盛れ過ぎている(この部分を余盛といいます。以下余盛)為、削っていきたいと思います。
ここではディスクグラインダーを使います。
刃は研磨用をお使いください。
今回のコツは溶接の余盛の箇所だけを削り、カブの車体は削らないことです。
車体側を削ってしまうと、やはりパテ作業で苦労します。
正直わたしがパテ作業が苦手なため、得意な方は気にしなくてもいいのかもしれません。。
グラインダー処理完成です。
写真を見てお分かりの通り、多少車体側をグラインダーで削ってしまいました。
また先端のテール部の光の反射具合でわかるかと思いますが、ハンマーで叩いてしまったため荒れています。
この後のパテ作業でこのことが原因で大変苦労しました。
くれぐれも皆さんお気を付けてください。
まとめ
カブをおしゃれにDIYダックテール製作 溶接編 いかがでしたでしょうか?
今回のまとめとして
- 溶接を使わなくてもフェンダーカットで比較的お手軽に格好よくなる。
- ダックテールの位置決め溶接は、ハンマー等は使わずにマグネット等を使い凹みを作らないことを徹底するとパテ作業の時に楽ができる。
- グラインダー処理をする際も車体側を削るとパテ作業で苦労することになる為、余盛だけを削ること。
以上となります。
今回はディスクグラインダーや溶接機を使用した為、難易度が高めでした。
ですが、人のやらないことをやると差ができ、満足度が高く結果「やってよかった」に繋がりますよ!
ただ、くれぐれも怪我には気を付けてください。
皆さんの参考になれば幸いです。
ご閲覧ありがとうございました。