おしゃれなカブに欠かせないカスタムのダックテール。
この記事ではそのパテ埋め作業の説明をさせて頂きます。
このブログはバイク素人でしたわたしが、カブのカスタムをした際わからなかったことを素人目線でわかりやすく説明しています。
このブログを見れば素人でもおしゃれなカブをカスタムすることが出来るようになります!
さて今回はダックテールの最終回、パテによる仕上げ作業です。
見た目にかかわるので丁寧に作業していきましょう。
ちなみに前回の溶接編を見たい方は↓からどうぞ。
さあダックテール編はいよいよ最後。がんばろうね!
表面処理
現在グラインダー仕上げまで終わっている状態だと思いますが、パテの食い付きが良くなるように表面処理をしていきます。
「パテの食い付きがいい」とはよく付いている、はがれないということだよ!
本来は塗装を全て落とせば、パテの食い付きがとてもいいです。
しかしそれはとても大変。。
そうです、わたしはDIY。
よって塗装は全ては落としません!
ただ最低限として、紙ヤスリを用いて表面を荒し、食い付きを良くしたいと思います。
今回用意した紙ヤスリは#400番。
パテがつく箇所は全てこすりましょう。
※この写真はこの後、全塗装も行った為パテを塗る箇所以外もヤスリがけしています。
ヤスリがけの際、発泡スチロールのブロック材(梱包材を切る)があればそこに紙ヤスリを巻き付けてこすると楽ですよ!
地味で疲れますが、こういった地味な作業がパテの剥がれを防止するとても大切な作業です。
がんばりましょう!
またはこちらを使用し、グラインダーで一気に研磨してしまう事もおすすめです!
塗装剥ぎから錆落としまで使用できる優れもの!
わたしも愛用していますが、今回は機械を用意することを面倒臭がって、近くにあったサンドペーパーで作業しました。
脱脂
ヤスリがけが終わり、表面がザラザラしたらOKです。
油汚れはパテにも塗装にも大敵なので、綺麗にしていきます。
パーツクリーナーで脱脂を行います。
パーツクリーナーを吹きウエスで拭き取ればOKです。
フェンダー裏もしっかりやっておきましょう!
パテの種類
一言にパテと言いましても、実は種類があります。
ただ、共通して言えることは硬化剤をパテに混ぜて使用しますが、これが有機溶剤の為臭います。
マスクは着用しましょう!
そして、どのパテも気温20℃でしたら乾燥時間はおよそ1~2時間程度はかかります。
では、以下にわたしが使用したパテの紹介をさせて頂きます。
パテの種類 | メリット | デメリット |
ファイバーパテ | 繊維が入り強度が出る | 仕上がりがケバケバ。これ一つでは仕上がらない |
厚塗りパテ | 厚く塗れる | 小さ気泡の様な穴が入り最終仕上げには向かない |
薄塗りパテ | 薄く最終仕上げに適している | 厚く盛れない |
①ファイバーパテ
最初に塗るパテがこのファイバーパテです。
特徴として厚くも塗れますし、繊維が入っていて強度が出ます。
逆に繊維が入っている為、ケバケバしてしまうといいますか仕上げには使えません。
よって下地材としてこのパテで大きな穴を塞いでおおよその形にしていきます。
この画像の黒くなっているのはグラインダー処理をした箇所を錆止め塗装した跡です。
錆止め塗装は塗らない方がいいのはわかっていたのですが、塗ってしまいました。。
それよりも、ダックテールの先端がボコボコ過ぎますよね。
ハンマーで叩いて凹んだのを、さらにハンマーで叩いて直そうとしたら、こんなことになってしまいました。。
皆さんはくれぐれも気をつけてくださいね。
削る
上画像のように塗り終えたかと思います。
厚塗りが出来て強度が出る代わりに、このようにゴツゴツします。
乾燥したら平坦に削っていきます。
サンドペーパーですね。
かなり表面が粗いため、#100位でゴリゴリ削っていきましょう。
この際、【表面処理】の塗装を剝ぐときに使った四角い発泡スチロールにサンドペーパーを巻き付けてこすると楽が出来ます。
というよりも、平らに削れるので後に楽が出来ます。
まだまだ凸凹ですが、この位で次のパテに移っていきましょう。
②厚塗りパテ
この厚塗りパテでほぼ外観を仕上げていきます。
このように凸凹が消えるようにしっかりパテ埋めをしていきます。
最後の薄塗りパテは全く盛れない為、このパテで外観のフォルムを決めて小さな穴を最後の薄塗りで埋めると考えて作業をして下さい。
そして邪道ですがグラインダーで削っています。
フェンダー裏も仕上げます。
③薄塗りパテ
最後に小さな穴や傷程度を埋めるのがこのパテです。
要はお化粧ですね。
上画像を見て頂きたいのですが、薄っすら白くなっていると思います。
これは塗装の下地材の「サフェーサー」を吹いたためです。
この「サフェーサー」は小さな凹凸がわかるものなので、最終確認のために吹いてみて下さい。
ちなみに最終確認で凹凸があったため、パテを塗っている画像ですね。
では今までと同じように薄塗りパテを塗っていきましょう。
今回は穴を埋める程度の為、比較的気楽に出来るのではないでしょうか?
そして乾燥したら、#400のサンドペーパーで削り、次に#800、#1600といった具合に粒度を細かくしていきピカピカに仕上げましょう。
もちろん発泡スチロールのブロック材を用いて、平らに削ることを意識して下さい。
指で削ると微妙な押し具合で、凹みが生じてしまいますので。。
完了写真撮り忘れてしまい、塗装完了の写真になってしまいすみません。
この画像、塗装後でもキズ、凹みわかりませんよね?
パテ埋め作業を始める前が、あんなにもハンマーで叩いた跡でボコボコだったなんて、この画像からは誰にもわかりません!よね。
きっと皆さんもうまく出来ますよ!
まとめ
それではダックテール製作のまとめです。
- 溶接作業がある為、エンジンを含め分解をする。
ダックテールを製作した場合、大半の方が全塗装をすると思うので、尚更分解するべき。 - フェンダーをカットする。
型紙を用いて切断位置をしっかりだすと後が楽になる。 - カットしたフェンダーを溶接でつける。
仮付けをマグネット等を使い丁寧に行う。ハンマーは使わない。 - パテで最終の外観仕上げを行う。
3種類のパテを使い分け作業する。時間と労力はかかるが完成した時の喜びは半端ない!
↑簡単ですがまとめさせて頂きました。
リンクにもなっておりますので、また見てみたいと思って頂けましたら、お使いください。
お疲れさまでした!
パテ埋め作業はいかがでしたでしょうか?
塗って、乾燥させて、削ってが「1工程」の為、どうしても時間はかかりますよね。
だけど、これだけ時間と労力を注いで作ったダックテール・カブ。
可愛くて仕方なくなりますよ!
そしてカブのカスタムにどっぷりはまってしまう事が悩みです。。
なぜわかるのか?と言いますと、現にわたしがそうでしたから。
以上でダックテール製作編は完結となります。
ご閲覧頂きありがとうございました。
皆さんの参考になれば幸いです。