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シュノーケリングの危険事項!生きて帰ってくるために知っておく!怖い事故事例も紹介

新潟県

今、気軽に始められるマリンスポーツとして、シュノーケリングに人気が集まっています。

しかし、気軽に始められる反面、勉強不足で始めてしまい、思わぬ水難事故になってしまう事例が毎年何件も起こっています。

今回は、危険のポイントと、実際に起きた事故の事例を解説していきたいと思います。

わたしは20年前、新潟県佐渡ヶ島の海でシュノーケリングをして以来、その魅力にハマってしまいました。その魅力とシュノーケリングの始め方を当サイトにて発信しています。

シュノーケルの装備を検討している方は、この記事からどうぞ。

シュノーケルの装着方法と、始める前に必要な技術はこちら。

ハチワレ
ハチワレ

最初は危険のポイントから解説するよ

危険のポイント

初めてシュノーケリングをする場合、どんな危険があるかわからないと思います。

気軽に始められる反面こんな危険があるのか、と思って頂ければと思います。

素手素足による切り傷・毒

海は砂浜だから素足でシュノーケリングをするという話し、よく聞きます。しかし、気をつけなければ大変な怪我をすることになります。

例えば、素足でフジツボを踏んでしまったら凄い出血をすることになります。

また素手でサンゴやクラゲやイソギンチャク等、毒性の生物に触れてしまったら、もの凄い痛み・かゆみに襲われます。

沖縄の海にいる毒性動物の一例
どれも死亡例があるほど毒性が強いです。

  • オニヒトデ:有毒のとげがある。刺されたらポイズンリムーバー等で血液を吸引し、お湯で温める。
  • ハブクラゲ:刺胞動物。沖縄県内の毒性動物の被害の4割がハブクラゲによるもの。
    刺されたらお酢をかけ棘をぬいたら冷水で手当て。
  • カツオノエボシ:電気クラゲといわれる刺胞動物。触手に強力な毒。2回刺されるとアナフィラキーショックで死亡も。刺されたら海水をかけタオル等(素手X)で触手を取り除き、お湯で温めて病院へ
  • オニダルマオコゼ:最強猛毒魚ともいわれる。背びれに猛毒。砂に隠れている為踏み抜くこともある。(マリンシューズを突き抜ける棘)刺されたらカツオノエボシ同様の処置。

※この際のお湯は45℃以上。たんぱく性の毒の為、お湯でまず毒性を和らげること。
 棘を抜く際に素手では2次災害に。タオルやプラスチックボード等で細心の注意を!

また、ハブクラゲはお酢。カツオノエボシは海水。同じクラゲでも対処が異なります。
間違ってもカツオノエボシにお酢はかけないで!症状が進行します!!

もし刺されたら慌てずに海から上がりましょう(痙攣が起きたら溺れます)。
そして近くの人に助けを求めましょう。

ハチワレ
ハチワレ

ここで意外と知られていないのが、サンゴ・イソギンチャクは毒を持っているんだ。

クラゲと同じ刺胞動物。

サンゴ等に限らず、むやみやたらと海中生物に触らないようにしよう!

対策として

マリンシューズ。マリングローブを着用しましょう。マリングローブで無くても、軍手に手のひらがゴムになっている物でも、あると無いとでは全然違います。

またクラゲ対策として、肌の露出を抑えましょう。ウェットスーツがベストですが、何かと高価ですし、ラッシュガード、レギンスで全身を隠すことでも対策になります。

ハチワレ
ハチワレ

沖縄のハブクラゲは刺されるとものすごく痛いよ!もし刺されたら、お湯かお酢で洗い流そう!

離岸流

必要な技術を浅瀬で練習して自信がついたら、きっと少しづつ沖の方へ泳いで行かれると思います。

ここで、シュノーケリングに夢中になり海中ばかり見ていた場合に、気付いたら引き潮に乗っていて、とんでもない沖まで来ていた。何てことがあります。

ハチワレ
ハチワレ

この時、浜に戻れる体力があれば大丈夫だけど、大体の人はパニックになり、漂流し、最悪溺れてしまうんだ。

また浜辺近くでシュノーケリングをしていたら、そこは離岸流が発生するスポットであったため、沖へ流されてしまった。という事例もあります。

離岸流とは、風と潮の目により沖に向かった強い流れのこと。

その流れの強さは、オリンピックの競泳の選手でさえも、流れに逆らって泳ぐ事は出来ないと言われています。

通常、離岸流の幅は狭いと言われています。

対策として

シュノーケリング中、今どこにいるか、流されていないか確認すること。

もし離岸流により沖へ流されていると感じたら、横へ泳いでください。流れに逆らって真っすぐ戻ることはまず無理です。横へまたは斜めに進み、離岸流からそれることにより、浜辺に戻りやすくなります。

また、離岸流が発生する箇所は決まっています。事前に調べてからシュノーケリングを始めましょう。

ハチワレ
ハチワレ

パニックにならないことが大切だよ!

パニックになり溺れる

どの事例も最後はこのパニックになり溺れてしまうことで事故になります。

パニックになり、緊張感が高まると体は固くなり、重たくなります。

また呼吸も乱れて、必要以上の体力を使ってしまい溺れてしまうのです。

対策として
  • 装備の確認(ライフジャケットは必須です!)をしてから、始める。
  • 最低限必要な技術を習得してから、沖の方へ向かう。
  • 必ず2人以上で、一緒に行動する。単独行動は、絶対にしないこと。
ハチワレ
ハチワレ

「2人で漂流したら意味ないよ!」と思うかもしれないけど、少し支えあう人がいるだけで助かることもあるんだよ!

それに2人だと流されていることにどちらかが気付くこともあるから、メリットしかないんだ。

飲酒したら入らない

これは徹底してください!

酒に酔った状態は呼吸も粗くなるし、体力が落ちている状態。それなのに冷静な判断が出来ない。

浜辺でBBQで飲酒して、気持ちよくなってシュノーケリング。溺れに行くようなものです。

自分は大丈夫ではなく、飲酒したらやめる勇気を持ちましょう!

実際に起きた事故事例 遊戯王作者高橋和希さんシュノーケリング中に

「週刊少年ジャンプ」で連載していた遊☆戯☆王の作者、高橋和希さん(60)が沖縄本島、恩納村付近にてシュノーケリング中に帰らぬ人となりました。

2022年7月4日午後、米国人少女と両親が沖に流されているという情報が入り、高橋さんは救助に向かったようです。少女はそこで一緒に救助に向かった米軍人2人が救助。その両親は自力で助かったらしいです。

しかし、高橋さんは1人波にのまれてしまい帰らぬ人となってしまいました。

高橋さんは以前から、恩納村エリアに長期間滞在しシュノーケリング・ダイビングをしていたらしいです。

そんな言ってみれば、熟練者でも波にのまれてしまうのです。

海は怖いということ、くれぐれも忘れないようにしてください。

沖縄県での過去水難事故での死亡事故はシューケリングが1位

沖縄県内では、なんと海難事故の4割がシュノーケリング時によるものなのです。

また過去10年間では240件の海難事故の件数がある中、シュノーケリングが原因によるものは100件とやはり4割になるのです。

ハチワレ
ハチワレ

以外だよね。圧倒的にスキンダイビングの方が素潜りだから危ないと思うよね

この理由として、ダイビングに比べてシュノーケリングは安価で手軽に出来る為と言われています。

ガイドを付けずに、勉強もせず、ネットで道具を買ってすぐに潜る。

実際今、このような方が増えているようです。

またコロナも収束し、今年の夏はさらにシュノーケリング人口が増えることが予想できます。

人口は増えても、事故件数は増えないことを願いたいですね。

まとめ

実際に危険なポイント、事故事例を見ると怖くなってしまいますよね。

ただ、どんなことでも怖いということをよく理解した上で、それに対処しながら楽しむことが安全にシュノーケリングをするということではないでしょうか?

実際、海に到着して、綺麗な海を見れば誰だってはしゃぎます。

ただ少し冷静になってから、シュノーケリングを始めましょう!

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

ご閲覧頂きありがとうございました。

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