今年の夏は海へ行き、家族、友人、恋人とシュノーケリングをしたい!とお考えの方、今回のシュノーケルの装着方法、最低限必要な技術を知ると、水難事故を防止できるようになります。
わたしは20年前、新潟県佐渡ヶ島の海でシュノーケリングをして以来、その魅力にハマってしまいました。その魅力とシュノーケリングの始め方を当サイトにて発信しています。
※本記事は道具をご用意された前提でお話しを進めさせて頂いています。
もしまだ道具が無く、買おうかな?買うのではなくレンタルにしようかな?という方も、よろしければこちらもご覧ください。
それでは今回は、シュノーケルの装着方法と最低限必要な技術です。
シュノーケルマスクの装着方法
シュノーケルマスクは、顔と密着させて水が入ってこないようにすることがとても大切です。
潜るたびに顔に水が入ってきていたら、折角の楽しいシュノーケリングも台無しです。
マスクの正しい装着方法をしっかり学んでおきましょう。
- マスクのストラップを緩める
- ストラップを後頭部へまわす
- 顔に装着する
- 耳の上にストラップを通し、ストラップが真っすぐになるようにする
※思っているよりも、後頭部は高い位置になると思います。 - マスクに前髪が入っていないことを確認したら、ストラップを軽く締めて終了。
マスクを顔に装着する際、鼻がブタっ鼻になると、そこから水が入ってきます。注意してください。
ブタっ鼻にならないようにするには、マスクを上唇の上にしっかりはめて、ストラップを軽く締めてください。
マスクには曇り止めを
マスク内に鼻が入っている為、呼吸の際にどうしてもレンズが曇ります。
市販の曇り止めをマスクのレンズの内側に塗ることをおすすめします。
当日、万が一曇り止めを忘れてしまったら、
- 唾を塗る
- 草を少量レンズにこすり、海水等で洗ってから使用する
以上が代用になります。
マウスピースはしっかりと咥えること
次にシュノーケルパイプです。
とても有名な教え方ですが、
- 「あー」の口でマウスピースをくわえて
- 「いー」の口でマウスピースをかみ
- 「うー」の口でしっかり塞ぐ
ポイントは「いー」の口で、強く噛みすぎないこと。隙間が出来てしまい、水が入ってきます。
呼吸は口呼吸で深呼吸!
シュノーケルは口呼吸が基本です。鼻で呼吸をしてはいけません。
知っている方は当たり前と思いますが、平常心を失うとその当たり前が出来ず、鼻呼吸をしてしまい溺れる方がいます。
これを防ぐには常に平常心でいられるように、足のつく浅瀬でしっかりと練習をしてから、沖に出る事を徹底しましょう!
また激しいスポーツではないので、息が上がらないように、ゆっくりと動くことにも意識しましょう!
呼吸をする角度
シュノーケルは真下を向いて呼吸すると構造上水が入ってきます。
斜め45度下を見ながらシュノーケリングを楽しんで下さい。
またゆっくり吸ってゆっくり吐く、意識して下さい。
気持ち的には4秒吸って4秒吐くの繰り返してす。しっかり肺の空気を吐き切る事が大切です。空気を吐けば空気を吸います。吐ききらずに吸うと過呼吸になってしまうので気を付けて下さい。
必要な技術
- シュノーケルクリア
- 沖でのフィンを履いた際の体の起こし方
- 立ち泳ぎ
- マスククリア
- 流れへの対処
この5つの技術をまずは浅い浜辺付近で練習してください。
特に小さなお子さんと始める場合、きっとシュノーケルクリアも難しくて出来ないことでしょう。
その場合、ライフジャケットを着ているから大丈夫と無理に足のつかない沖へ連れていくことは、絶対にやめてください。
無理をしてトラウマをつくるよりも、浅い浜辺で顔をつけて遊んでいるだけでも、子供は楽しいものだよ。
それでは解説させて頂きますが、言葉で説明するよりも動画がわかりやすそうです。
まずはyoutubeのダイビング熱烈先生SHUさんをご参考に。
シュノーケルクリア
水の抜き方の参考ですが、オードリーの春日さんのトゥース!の「トゥー」のように、力強く吹いて下さい。
※わたしがおすすめしたシュノーケルでしたら、全て排水弁が付いています。軽く息を吹けば抜けますので、安心して下さい。
沖でのフィンを履いた際の体の起こし方
フィンを履くと水の抵抗が大きくなり、動画の様に立ち上がることが出来ません。
フィンを履いて沖に出る方は必ず習得して下さい。海の場合、体を起こせずに波を被っていれば、間違いなく溺れます。
立ち泳ぎ
こちらも体力を消耗しない貴重な方法です。
知ると知らぬで命が助かることがあります。しっかりと勉強して、体力は常に温存しておきましょう。
マスククリア
初心者が足の着かない沖で、マスクを外して水をはらっていれば必ず溺れます。
習得してから沖へ出ましょう。
また、なるべく水が入らないようにマスクの装着をしっかりと確認しましょう。
流れへの対処
シュノーケリングは楽しくて夢中になります。そのまま現在位置を確認しなければ、大体の方は引き潮等に乗り、沖へ流されます。そして最悪の場合、漂流します。
常に自分の現在位置を確認して、体力的に波に逆らって帰れそうかも確認しましょう。
まとめ
今回のシュノーケルの装着方法と最低限必要な技術いかがでしたでしょうか?
最近のシュノーケリングの道具はとても安くなり、お金をかけずに気軽に始められるようになりました。しかしそれがまた原因で事故につながっているということも事実です。
今回の技術をしっかり学んでシュノーケリングの時間を楽しい思い出にしましょう。
ご閲覧頂きありがとうございました。