室堂とは、富山県に位置し、百名山「剱岳」「雄山(立山)」の登山口として有名な地です。
また、日本3大カールの1つ「山崎カール」のある場所。
そして、日本で1番標高の高い温泉「みくりが池温泉」のある場所です。
この場所へのアクセスは富山側からと長野側からの2通りしかありません。
先日わたしは剣岳登山のために長野側から室堂へ行きましたので、今回はその長野側からのアクセスの徹底解説をさせて頂きます。
そんな方に特化して解説させて頂きます。
室堂とは?
冒頭でも説明しましたが、
百名山「剱岳」「雄山(立山)」の登山口となります。
朝の早い時間は特に、多くの登山家がザックを背負い山に向かって歩いていきます。
日本最大カールの1つ「山崎カール」の最寄り駅です。
絶景の景色に圧倒されます!一度は自分の眼でご覧になって頂きたいです。
標高第1位の温泉。日本の最高所の温泉「みくりが池温泉」があります。
売店でソフトクリームも食べられますので、周囲散策の休憩スポットとしても人気です。
他の標高の高い温泉「白馬鑓温泉」に訪れた山行記録も宜しければご覧ください。
扇沢へのアクセス
長野県大町市の北アルプスの麓に扇沢駅があります。
大町温泉郷を越え、北アルプスの山の麓へ向うと大きな駅が見えてきます。
ここは、日本最大規模のダム「黒部ダム」へのアルペンルートのバスの出発点でもあります。
またここは、北アルプス後立山連峰の「針ノ木岳」また百名山の「爺ヶ岳」「鹿島槍ヶ岳」の登山口としても有名です。
このように様々な人が集まる地のため、駐車場は特に混み合います。
次に駐車場の解説をさせて頂きます。
駐車場
扇沢駅の駐車場P1・P2・P3は有料となっています。
P1・P2は12時間まで1,000円。
P3は24時間まで1,000円となっています。
最寄りの市営駐車場は無料ですが、特に混雑が酷く停めることは困難です。
この事から、
とわかりました。
※この結果は秋分の日等の祝日のある2連休の結果です。
シルバーウィークや夏休み等は、初日以外は参考にはならないと思います。
(すでに登山等で入られている方がいる為)
また平日は余裕があると思います。
乗車券購入方法
次に乗車券の購入方法です。
購入方法は3通りあります。
現地にて購入
俗に言う当日券で、きっぷ売り場に並んで購入します。
朝一番の便は人気で、結構な購入の列が出来ていました。
WEB予約購入
公式HPから予約購入することが出来ます。
しかし金額は当日券と同じで割引は効きません。
その代わりに売り切れの心配はなく、またキャンセル料は前日まで無料なのでおすすめです。
WEB早割り購入「早割10」
出発日10日前午後3:00までなら、この購入方法が利用出来ます。
割引が効くので、お得に乗車することが出来ます。
扇 沢 ⇔ 室 堂(往復)
大人:12,300円 → 11,200円
小人: 6,150円 → 5,600円
キャンセル料 1,000円/1人
ただし購入期限日(出発日10日前午後3:00)を過ぎるとキャンセル料が発生します。
WEB予約購入解説
わたしは上記3つの中でWEB予約にて購入しました。
やはり目的が登山の為天気が大切で、嵐の日には行けません。
その理由から決めました。
まず公式HPからクレジット払いにて購入すると、2日前に自動確認メールが来ます。
天気予報を確認し、問題無ければキャンセルせずそのままで大丈夫です。
当日、7:30発の60分前の6:30に駅に着きました。
すると当日の切符売場は長蛇の列。
しかし、WEB予約のQRコード(着信メール添付)を持っていると、専用機にて、発券をすることができるので、かなりの時短となりました。
乗車券が発券できたので、あとは乗るだけです。以下の順に乗り継いでいきます。
1、関電バス
2、ケーブルカー
3、ロープウェイ
4、トロリーバス
いざ出発!混雑具合は?
1、関電バス
7時半発の便で、7時に乗車券を引き換えました。そして、用意をし改札口へ向かおうとしたら、切符売場まで続く長蛇の列が出来ていました。
わたしは2階の改札口からの列の階段の下の切符売場付近で並びました。その後も列が長くなり、「7:30発は満車で乗れないのでは?」と思っていましたが、改札が開き、バスに近づくと、そんな思いも無くなりました。
それはバスが1台ではなく、数台(かなりの数)待機していたのです。
案内されるがまま進むと先頭車両に乗れ、座ることが出来ました。
※この先頭車両に乗れたことが後に効いてきます。
2、ケーブルカー
黒部ダムに到着すると、次の乗り場はダムの対岸になるため、ダムを横断します。
観光放流していたため、感動しながら対岸へ向うと、ケーブルカーの乗り場になり、出発時刻まで、待機します。
その際に、「混雑日のため整理券を配布します」と案内かありました。先頭車両に乗っていたため、「1」の整理券を頂き、ケーブルカーに乗ります。
ケーブルカーは定員がそれ程多く無いため、満員になると発車します。随時2台が折り返し運転されますが、先頭車と最後尾車のバスに乗った際はかなりの時間の差が開きそうです。
3、ロープウェイ
こちらで先程頂いた整理券が必要となります。混雑日限定らしいのですが、手持ちの整理券の番号が呼ばれたら、乗車できるシステムのようです。
4、トロリーバス
ロープウェイから降りると直ぐに最後のトロリーバスに案内して頂きました。
バスは2台待機しており、ロープウェイから下車した全ての乗客が座ることが出来ました。次のロープウェイを、待つのかと思ったら出発しました。どうやら、ピストン運転し、乗客は待つことなく進む事が出来るようです。
10分ほど乗ると室堂到着です。
まとめ
今回の要点は3つです。
- 無料駐車場に停めるのであれば、深夜日付が変わる頃には、到着必須です。
- 有料駐車場は始発1時間前まではまだ空車状況でした。
- 切符購入方法は最安狙いならば、10日前までの「事前WEB予約」だが、キャンセル料が発生するため、おすすめは「WEB予約」で購入し、QRコードで乗車券と引き換えです。
関電バスは先頭車に乗れると、室堂到着時間が早くなる。
しかし、これは選べないため係員の誘導に従うこと。「そうなんだ」程度に思って頂きたいです。
混雑日は臨時便が増発され、随時次の便が来るので慌てずに、マナーを守って乗車しましょう。
【補足】帰りの便
長野側「扇沢」行きはそれ程混んでいませんてましたが、富山側行きは、長蛇の列が出来ていました。
出発日も、扇沢発は始発から終日、予約状況はガラガラでした。
しかし富山発は、始発から終日満車状況でした。新幹線とのアクセスが良い分、混雑するのでしようか?それとも出発するバスの便の台数が少ないのか?わかりませんがそのような状況でした。
以上、皆さんの参考になれば幸いです。
ご閲覧頂きありがとうございました。