薪ストーブの導入を考えている。
もう使用中だが薪が集まらない。
薪を集められるかが悩みのタネではないでしょうか?
この記事を読むと1つの参考事例ではありますが、そんな問題解決の1役になると思います。
では、結論からですがわたしの今までの薪の入手方法は以下になります。
- 近所に声掛け薪を欲しいことを伝える
- 農家の方の剪定木を頂く
- 造園屋・土木屋さんの現場から頂く
- 河川事務所から頂く
それでは詳細を記す前に、我が家の薪ストーブの紹介からしていきます。
わたしの自己紹介
2007年に薪ストーブ付き戸建て住宅を建てました。
ここからわたしの薪ストーブライフが始まります。
まず薪ストーブ本体はmorsoの7110CBの高気密住宅タイプ。
最大薪長さは42cmと小さめサイズです。
我が家は田舎の山間部でつい先日も朝の気温は−7℃になるほどの寒冷地です。
その暖房は基本薪ストーブのみで、たまにスポットで電気ストーブを足元につけるくらいです。

ぼくはいつも薪ストーブの前で寝てるよ
そして薪は全て手作り。
お察しの通りかなり薪を焚きます!
1シーズン軽トラ7台位かな。
この量を一体どうやって確保してきたかということを紹介していきたいと思います。

初めて〜5年目
薪はどうやって入手するの?で記載しましたが、薪ストーブを始める前に1年分のおよその量の薪を集めました。
ちなみにわたしは農家でもありませんし林業にも携わっておりません。
またそのような仲間もいませんでした。
最初にその状態でどうしたらいいかと悩み、まずはネットで情報を集めました。
その中で1つの答えがありました。
ひたすら声をかける
とても原始的な方法ですが薪集めの最初にはとてもいい方法だったと思います。
なぜかというと例えば近所の方でしたらその後、気に掛けてくれ、その方がお知り合いの方に声を掛けて下さるのです。
それが枝状に広がり、「いらない木があるけどいるかい?」と頂くことが出来たのです。

皆さんに優しくして頂きました
またその薪を見えるところに置いておくと、あの人薪集めているのかな?と思ってもらえます。
その薪が広告になり薪を逆に持ってきてくださるという現象も起きました。
ここで大前提ですが特に農家の方は切り落とした木はいらないのです。(薪ストーブをやっていなければ)
通常畑の中で燃やすらしいのですが、太い木は特に燃え尽きるまで時間がかかります。
火事になったら困るので鎮火するまで待っていなくてはならないらしく、処分してもらえると助かるらしいのです。
これは目からうろこでした
それからは果樹農園近くを移動中は常にキョロキョロ、剪定していないかなーと目を配っていました。
剪定していたらすぐに農家の方に「処分するのでしたら下さい」と伝えていましたね。
うまくいくと連絡先を交換して下さり、木を切ったら連絡が来るようになりました。
この当時は頂けるものは木の種類問わずなんでも頂いていましたね。
りんご、なし、柿、ぶどう、もも、栗、松、白樺、庭の雑木他
焚いてみてこれはいい!これはよくないということが木の種類でもあることを知り、5年目あたりから木の種類を選ぶようになっていきます。
6年目〜12年目
このあたりからは近所に知名度も広がり、お声掛けをして頂ける機会が増えていました。
ただ木の種類を選ぶようになったことから、量が足りなくなってしまったのです。
通りがかりで道路の木を切っている造園屋の方に声掛けしたり、はたまた土木工事の造成工事で木が切られていたら声掛けもしましたね。
※くれぐれも仕事の邪魔にはならぬよう気をつけました
また神社に切られて置いてあるケヤキの木も声掛けして頂くことが出来ました。
ただこのケヤキの木は乾燥すると信じられないくらい堅くなります。
神社に放置してあった木なのでもちろん乾燥は進んでいました。
この頃にはチェーンソーも持っていましたが、刃が減っていくのがわかるほど堅かったのを覚えています。
もちろん割れない!
斧が入ってもびくともしない!
これは断言しますが乾いたケヤキはお勧めしません。
結局これは十字にチェーンソーで深く切り込みを入れ斧で割りました。
もう2度とやりたくない!
そして次は大きな河川の脇に生えているアカシアの木に目をつけました。
どうやらこの木、外来種らしく定期的に伐採しているのです。
河川事務所のHPから無料配布があることをつきとめました。
あとは日程をあわせ現地に向かうのですが、もうそこは戦場!
行けば車の列ができており、順番来ていざ薪を見ると細い薪か、「どうやって持ち上げるの?」というぶっとい薪が置いてありました。
やはり手ごろな薪からみんな持っていくよなーとブツブツ言いながらチェーンソーでぶっとい薪と格闘しましたね。
ただ無料で頂けるのでこれは助かりました。
この頃アカシアの無料配布があったため薪が足りなくなるかもという恐怖心は無くなりましたね。
13年目〜15年目(現在)
事件です!
2019年に台風19号というモンスター級の雨風により川が増水しアカシアの木が軒並み倒れてしまったのです。
この時をきっかけに河川事務所による無料配布は無くなりました。
かなりこの情報は薪ストーブユーザーにとって致命的でした。
ただわたしは日頃から剪定木を頂いていた農家さんや造園屋の方と連絡先の交換をしていたので、風で折れた木を頂くことは出来ました。
それと果樹畑の伐根をなさる方と知り合いになり、木を倒した際は頂く事も増えました。
そして現在は、農家さんと造園屋の方と、伐根の業者さん達に助けられ、我が家の薪は日々焚くことが出来ています。

薪が多く集まった年は薪の販売もしているにゃ
まとめ
それでは今回のまとめです。
結論として、薪を探していることを多くの人に周知してもらうことからまずは始めたらいかがでしょうか?
最初から上手くはいかないとは思います。
農家の方達にはもう薪を譲渡している方がいるはずです。
しかし中には、まだ畑で木を燃やしている方が絶対数います。
いつかその方たちに巡り合えれば、安定的に譲渡してもらえるはずです。
そしてその人達に気に掛けて頂けるようになれれば、それは枝状に増えていききっと助けて下さる人が増えると思います。
農家の方達と、薪ストーブユーザーは、木を処分したい|欲しいのwinwinな関係なのできっとうまくいくと思います。
ただ頂く際はいらない小枝をひとまとめにする等のキレイにして帰るという配慮はお忘れなく!
この工程が名刺代わりとなり、他の農家さんを紹介して頂けたことが何度もありました。
先にも申しましたが、農家さんは木を処分したいのです。
ちなみにわたしは最初のころや今もたまにですが、差別化を試み気持ち程度の菓子折りを持っていきます。
受け取ってくれない方、多いですが。。
皆さんの参考になりましたかね。
良き薪ストーブライフが送れますことを願っています!